【Last resort】質問:この星が楽園になる…楽園創造とは、どのようなことなのでしょう。
それは、全人類が物質的にも精神的にも、とても豊かに健康になるという世界のことです…。精神性が素晴らしく高く、かつ物質的にもデザイン的にもこよなく美しく、素晴らしく豊かである…これこそが楽園だと想います…。
今この世界には、物質的には豊かなのですが、分離感によって、隔たりによって、戦いによって、こころやからだがものすごく荒み、真我(神)の子どもであるはずの精神の意識が今や低次なものとなってしまっていることが多く…。そのような人々はとても苦しく、つらいことでしょう…。もうひとつは、精神的には豊かだと信じているけれど、物質的なものが豊かでない人々も沢山おられるでしょう。ですから、ウキウキ、楽しい、明るい、美味しい、美しい、あらゆるものを我慢しなくてはならない人たちがいるのです。豊かさは悪であると信じている人々です。そこから豊かさがいけない事であるかのように習う人々までいるのです。素晴らしいものを我慢し、それがいけないと信じる人々が沢山この世界にはいらっしゃるのです…。また、その人々が怖いからと言って言うことを聞いている人々もいます。そして、精神的には素晴らしいとなっているけれども、洞窟の中で瞑想して暮らす、虫や病原菌や様々なものに侵されながら暮らす、行者のような人もいるのかもしれません。しかし、真の楽園とは、そのようなものでしょうか。また、ものすごく物質的に豊かなのに、家族中が戦い、周り中と戦い、喧嘩と分離で苦しんでいる…そのような人々もいます。分離感の世界の中で競争や勝ち負けを信じ、すべての人が豊かになったら自分はなれないとでも信じているのでしょうか…。
実際は、あらゆる人が豊かに生きることは可能です。ですから、楽園を創るという事は、あらゆる事が豊かであるのではないでしょうか。精神性がとてつもなく豊かで、物質も、とてつもなく豊かである社会。楽園とは、その双方が素晴らしいということです。ですから、オーガニックであり、天然であり、無添加であり、素晴らしい食生活や、ものすごく美味しいものを食べながら、また素晴らしく体に良いものを食べながら、素晴らしく美しいものに囲まれ、デザインの素晴らしさの中で、金銭的にも非常に豊かで、否定することなく、そして精神性も非常に豊かである人々が暮らす。それが楽園なのでしょう…。競争を信じた人々は、残念なことですがそのようなものを得れる人間と得れない人間がいるのだという争いの分離の信念から、お金持ちになっても戦い、貧乏になっても戦って葛藤してしまうことでしょう…。 この世界は競争ではありません。豊かである人と貧乏である人、格差というのは妄想です。真実は一体の世界であるということなのです。もしかしたなら、人口が多いのも選挙や戦いで人数の多いほうが有利だと信じた人々が仲間の人口を増やせとキャンペーンしてきたからに過ぎず、争いや勝ち負けの終焉と共にちょうどよい自然なものに戻るのかもしれません。格差ということを唱える人々はお金持ちであろうが貧乏であろうが、戦い(分離感)を信じているということでしょう。すべての人が共に勝ち、すべての人が豊かになり、すべての人の精神性が高まるということは可能です。この地上が楽園になるというのは、あらゆる人が豊かになる…。そしてブッダとなる…。あらゆる人々がとてつもない精神性の豊かさを持ちその恩恵を受ける、家族も幸せで、友達や仲間もみんな幸せで、そして物質的にもとてつもなく豊かで、美しき世界である…。ですから世界中を今支配する権力や地位や名誉や豊かさを持っている人がそれを独占している人がいたとしても、その人たちはいち早く精神性を取り戻して、一体性を取り戻して、愛を取り戻す。そうすれば、立派なリーダーに変わってゆくことでしょう…。立派な豊かな人に、美しい古代のラ・ムーのような人になることでしょう…。そのような、物質やまた国を支配するとか、王侯貴族と言われた人たちの精神性が高まることで、勝ち負けが終息し、愛になることで、それを取り入れることで、その人たちはもう物質を持っているわけですから…。幸せで良きリーダーへと変わってゆくことになれるかもしれません…。そして、一般の人と呼ばれてきた人たちは愛から豊かになることです。物質的に、また、デザインセンスも高め、美しく豊かな人であることです。そして精神的なものも豊かにしなくてはなりません。ですから、もうすでに物質的に豊かな人は精神性を磨き、物質的にも、精神的にも戦いと競争を信じ、かつ豊かでないなら両方を手に入れなければなりません。それから、クリシュナムルティや和尚・ラジニーシのような、こころも物質も豊かな人は、そのまま美しくリーダーとなっていただければよいだけでしょう…。
ですから、この分離感の戦いの世界には4種類の人がいると想います。まず1つ目は、悲しいことですがこころも物質も貧しい、戦いの人々…この人々は両方豊かにしなければなりません。2つ目の人は、こころは豊かだと信じているのだけれども、物質的に豊かでない方々。この方々は精神世界に多く、物質的に豊かになってゆき、豊かさを否定する間違った分離の価値観を捨てなくてはならないでしょう…。3つ目の人は、物質的には豊かなのだけれども、こころやハートが分離感で争いの中にいる方々。この方々は、こころを豊かにし、一体性を取り戻し、愛を取り戻し、そして幸せな生活、幸せな家族、幸せな仲間たち、みんなで豊かになり、その後リーダーになっていってもらいたいと願います。それから、4つ目の人はこころもウキウキ美しく、物質もウキウキ美しい、これは和尚・ラジニーシやクリシュナムルティのような本当に目の開いた人々。物質もこころも素晴らしく豊かであるということです…。
すべての人に共通するのは、勝ち負けを終えて、みんなで豊かになる、そして自分も豊かになる。取り合いではない、楽園の世界を生むことではないでしょうか。この世界は一体の愛の世界であるのです。その法則が強く働いています。そこから逸脱したなら、そのメッセージとして苦しみがやってくることでしょう。この世界は、決して奪い合いの世界ではないのです…。
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