Q & A 人類が未だ創ったことのない新たなる文明とは
Q:世界の平和が何より必要です…。今、世界はとんでもない方向へ進んでいるような感じがしてなりません…。真に平和で幸せな世界を創るにはどうしたらよいのでしょうか。
MARTH:
どうするかということへの答えは非常に簡単です…。しかし、それを実行するかどうかであるでしょう…。
それは、人類が、この世界のすべてが一体であるということにつくづく気づいて精通し、そこから文明を創ることです…。それができれば最高な世界が生まれることでしょう…。
人類は今まで一度たりとも、一体であるというところから文明を創ったことがありません…。
社会もそこから生み出したことがないのです…。やってみたことなどまったくないのです…。
すべてが一体である…というところから社会を生み出す、人生を生み出すことが何より大切です…。しかし、そうしたことが一度もないのです。それは、同時にどういう意味かといえば、“愛”をベースにした文明を創ったことがないということなのです…。
それでは当然、争いや戦争、戦いやあらゆる苦しみにさいなまれて当然です…。あらゆる不幸にさいなまれるのは当然の結果なのです…。
私たちは分離の社会を作ってしまっておいて何でこんなに苦しいのか、分離の社会を自ら生んで、分離の文明を作り、何でこのようにつらい想いや苦しい想い、戦い、争いに日々満ちているのか、となげくことの方がおかしい話なのです…。当然、分離の世界、自我の世界はそのように苦しみの世界となってしまうのです…。
ですから人類は、一体であるということを科学的に追求し、調べ、その答えを出す必要が必ずあるのです…。
この宇宙のすべてが一体であり、未知であり、神秘である… とてつもないところであるということを人類の科学は早急に必ず解明する必要があります。そしてそこから、一体であるという教育、一体であるという科学的事実に基づいた法則を学び、世界中がそのことをしっかりと理解した上で文明や社会を創ってゆくなら、必ず素晴らしい文明が生まれます…。それはイコール、一体であるという真の愛をベースに社会や文明を創ってゆくということになるのです…。
そのときには、みなさんが夢見た、素晴らしい世界が起こりゆくことでしょう…。逆に言えば、分離の社会のなかで、自我の社会の中ではこのようなことしか起きないのも当然です…。
そして人類はもっと、その奥へ奥へと入ってゆかなければなりません…。もし、宇宙の本質と違う、人間の本質と違う、分離をベースに社会や人生を構築すると、メッセージが来てしまうということをです…。愛へ、元へ戻そう、本質に戻そうというものすごい力が宇宙には働くということです…。
ですから、分離を信じた戦いや争いの中には、苦しみのメッセージやつらいメッセージしかこないということを、みなさんはどこかで感づかれておられ、ご存知であることでしょう…。
ですから、これからの科学者の方々はそのことを調べなければなりません…。
もし、私たち人類が、宇宙の本質と違った、自我の世界(分離の社会)をこれ以上続けるのなら、どんなメッセージが来るのか、宇宙はどんなメッセージをその人に、またそのグループに与えるのか、またその人の本質であるハイヤーセルフ、要はその人の本質である神々しい部分、良心、愛と呼ばれる部分がどのように自分を裁くのか、どのように自分にメッセージを送るのか、ということも、とことん調べる必要があるでしょう…。
そのとき人類は、本当にそれをやめなければならないということにつくづく、本当につくづく知ることでしょう。
そして、そのとき初めて、やっと初めて個人も人類も、新たな文明を創り始めるのです…。一体の世界ではない、分離の社会の中においては、あらゆる者たちが争いの苦しみのなか、迷い死んでゆきますが、自分が、またはグループが、一体、または本質である愛をベースに人生を構築するなら、天から最高の贈り物を受けることになるでしょう…。
逆に言えば人類が宇宙の本質である、一体であるということをベースに社会や人生や文明を創ってゆけたならば、人類は想像を絶する最高に素晴らしい人生を歩むこととなるでしょう…。そして、その素晴らしい文明、素晴らしい社会を構築することが必ずできることでしょう…。
分離を信じた社会やグループ、また企業や団体、分離を信じたそのような方々は、争いや戦い、殺し合いや裏切り合い、競争、比較、分離、分裂、大変な苦しみを持つのはやむないことなのです。繁栄はすぐ滅びへと向かうことでしょう…。そして、互いを傷つけ合う争いの中を生きることとなるでしょう…。
幸せは、分離の価値観に反比例します…。
分離(自我)の価値観が強ければ強い人ほど、当然苦しみは増えてゆきます…。なぜなら、苦しみやつらさ、あらゆるトラブルや問題は、分離の量によって宇宙からくるメッセージにすぎないのです…。ですから、苦しみやつらさ、問題、トラブルは、すべて分離感の強さに比例してしまうのです…。ですから人類は、本当に今、分離の世界、自我の世界、分離感の世界をやめなければなりません…。一体であることを早急に知らなければなりません…。そして、そのような文明を実行する必要があることでしょう…。
それはまるで手のように、小指、人差し指、中指…それぞれが一体で動いているように…。ですから、部分部分はいつでも完ぺきではありません。それで良いのです…。部分はいつも未完成であるのです…。しかし、全体として完ぺきなのです。宇宙は、宇宙全体としてすべて完ぺきにできています…。部分を突起させて部分を完ぺきにしようとか、部分を良くしよう、勝たせよう、えらくしよう、すごくしよう、ということは実は、宇宙の本質に合わないことであるのです…。
ですから、そのようなことを願ったり、そのようなところから行動すると、人はおのずとうまくゆかなくなってしまうのです…。
昔から言われている、「勝つと想うな、想わば負けよ…。」とは、 そのような気づきから、そのような考えが生まれているのです…。
逆に、互いに自我を超えた人々が、みなと、すべてと力を合わせ、助け合うなら、完ぺきな美しさが生まれいづることでしょう…。
MARTH
2019年1月17日
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