Q & A 他を愛すること:ストーリーズ:MARTHのLast Resort

Q & A 他を愛すること

MARTH
公開日:2019-04-11 02:04

Q:質問があります。MARTHさんは、かたくなに組織や団体を作ることを避けてらっしゃると聞きました。それはなぜなのでしょうか。


MARTH:私は起業家でもあり、事業家でもありました。アーティストでもありますが、元からレコード会社やグループを持っていたり、様々なリゾートの仕事を過去からやり、リゾートの企業も持っています…。当然、法人というグループを持っているわけです。

ご質問のように、ただ、私がお伝えしているのは、「自」というもの、また「自のグループ」、「自の仲間」というものが隔たりとなった場合、また、身の保全という恐れから来たものであった場合など、それが「他」という分離を同時に生み、他の人々を阻害することとなってはならないとお伝えしてきました。他と分離し、争ったり、戦うという意味で問題があるということをお伝えしてきたのです…。

様々な特徴の違い、文化や文明、企業、国、素晴らしいと感じます。様々な部分や特徴をみなで担う、親指と人差指、それぞれが違う個性など、大変良きことです。しかし、自分と他、敵側と味方側というように分離感による隔たりは、良い結果を生みません。一体なる世界の中で幸せな繁栄から見ても、これは本末転倒となってしまいます。美しく素晴らしい世界創りが難しくなって、様々な差別や阻害となってしまうかもしれません…。

そこで編み出されるのは、その美しい文明や文化を持ったそれぞれのグループが他国や隣人を愛する、他のグループを愛する、想いやる、そのような価値観が生まれるなら、こんな素晴らしいことはないのではないでしょうか…。

今現在だけではありません、ずっと昔から問題を生んできたものは、自と他という分離からくる隔たりや争いです。自分のグループ、他のグループとの分離感、自我と他、そこから戦争や殺人、様々なことが残念ですが起きてきました。そして、美しい神の質を持った人類は、互いに愛しみ合うように生きれなくなってしまっているのではないかとお伝えしてきました…。

大切なのは、本当は一体であるという価値観を持った、それぞれを担ったグループによる文化や文明、また特徴。親指と小指が違ったように見えてもつながっている、担う場所が違っていても一体であるという気づきが大切ではないかとお伝えしてきたのです。そのことがとても素晴らしい世界を生むと、今も想います。

それゆえに、一体の美しき世界の中で隣人を愛し、隣国を愛する人だけが自国を守れる、自を愛する人は、他の人を愛する、他の人を守る、親指は小指を守る、小指は親指を愛する、そのとき初めて、世界に平和が訪れることでしょう…。

そのとき初めて、真の繁栄と成功がその他を愛した人に訪れることでしょう…。

また、分離したまま愛さない人には、それなりのメッセージがきてしまうでしょう…。

そのメッセージは、地球では、またこの国では、「罰(ばち)」と呼ばれています。それは「気づいてほしい」とのメッセージに過ぎないことでしょう…。「おい、目を覚ませ、お前は万物の(神の)一部だぞ、愛の一部だぞ、目を覚ませ」というメッセージに過ぎないと、私は感じています…。

ですから、人類が、自と他の分離を超えて、他を愛することで自分の文化や文明、国や会社、家族、自分のことも素晴らしく繁栄し、守ることができ、成功し、持続可能な繁栄を遂げてもらいたいとつくづく願うのです…。


ですから、自分のグループ以外の「他」と見えるもの、実際は一体であるけれども、他のグループ、他の団体、他の国、それが大きかろうが小さかろうが、力がある、才能があるないに関わらず、想いやって尊ぶ、そのような人々のみが真に繁栄し、それゆえ自を守ることができることでしょう…。他の企業、他を愛するという人が、その企業のリーダーとなり、愛ある人々がその国のリーダーとなり、政治家にもなり、王ともなり、他を尊ぶ人がリーダーにならないと、世界は愛の世界には決してならないことでしょう…。


分離が人類の苦しみです。そして様々な文化や違い、それを愛することは、何より大切であるのです…。親指が小指を愛するように、小指が人差し指を愛するように、一体でつながっているけれども、様々な地域に育った文化や文明、国や民族、それを大切にする。

しかし、共通のルールとして、どんな団体も他の人を想いやる、愛する、他の家族を、他の人々を。そして、自分の家族には厳しく、しっかりと、天からメッセージが来ないように育てる、罰が当たらないように育てるのが親の責任であると私は想います。


私も子供を育てることで、偉そうなことは言えませんが、そのことを本当に想いやっています。そこのことだけは伝えなければなりません。また、そうでなければ、代々伝えられてきた他を想う心を願う父母や祖母、祖父に顔向けできないとつくづく想います。

他を愛する、隣国や隣人、隣の家、隣の他と見える人たちを尊ぶ、他と見えるけど本当は一体である他の隣国や団体や企業や人や家族を大切にするということで、世界の見本となる、それが私の願いです…。


MARTH
2019年3月30日

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