Q & A 全人類の本質について:ストーリーズ:MARTHのLast Resort

Q & A 全人類の本質について

MARTH
公開日:2019-04-01 20:16

Q:MARTHさんに質問です。

世界には悪い人々がいます。奪ってくる人、盗む人、やっつけてくる人、殺してくる人、ヤブから出てきて私をこらしめてくる人、そんなように感じます。

ですから私は、戦わなくてはいけません。その人達から身を守るために騙したり、嘘をついたり、演技をしたり、だまったり、固まったり、または戦ったりしても、様々なことをしなくてはならないと思うのですが、どうでしょう。それに備えなきゃいけないと思いますが、どうですか?


MARTH:

この世界は一体で、あらゆるものが神の一部です…。動物も花も、すべてが真我の現れ、万物の現れ、愛の現れです…。しかし、なぜあなたがおっしゃるそのようなことが起きるのでしょう…。それは、本当は愛の現れである人々が劣化してしまっているからではないでしょうか…。彼らは、自らが神の一部であることを知らないのです…すべてと一体であること、本当はすべてが愛であること、という本質を習っていません…。またそれに帰り、本当の自分に出会ったこともないのです…。しかし、愛から生まれ、そこから出てきたことに変わりありません。あらゆる人々が、愛から生まれてきました。しかし、子どものときにバイオリンを習った人と習わない人がいるように、習った人がバイオリンを弾けるようになるように、習っていない人ができないのは当然なのです…。


ですから、真実は悪い人がいるのではなくて、また神の子が、愛の子が少なかったり、いなかったりしたのではなくて、すべての人の本質は愛であるけれども、その人が真実を知らずに、愛を学ばずに、逆である比較、競争、分離、戦いの恐れを強く習い、犯罪者になったり、悪い人になったり、悪魔のようになっただけなのかもしれません…。

ですから、あなたが敵対してはならないのです…。あなたは、騙しても、殺しても、敵対してもなりません。それが十戒の本当の意味です。そうしたらあなたまで、神の子なのに劣化してしまいます。あなたは間違いなく、いや、世界中の人が神の子で、愛の子どもです。しかし、本質である一体性(愛)を見失って劣化してしまっただけなのです…。


ですから、この世界には救うべき一体の友がいるだけなのです…。助けるべき友がいるだけなのです…。学ばなければいけない人々がいるだけなのです…。きっとイエスもそのように想ったでしょう…。また、クリシュナムルティもOSHOも、ラマナも、ハワードも、ワーナーも、ボブも…。ありとあらゆるトレーナーもそう想ったでしょう…。本質を垣間見た人々は、本質が愛でない人を見たことがないのです。本質が愛でない人はいなかったのです…。そして、もしそのような人の本質(愛)を垣間見ることがなかったら、きっと彼らも、精神世界のリーダーたちもその愛を見ていないなら、劣化したかもしれません…。


この世界は愛で出来ています…。全人類の本質は間違いなく愛なのです…。ですから、あらゆる人々が自らの本質に目覚め、愛を取り戻さなければなりません…。

それを持っていないがために、それを学んでいないために、劣化してしまった。神の子ではないような、悪魔のように見えるようなことを平気でできるようになってしまっただけなのです…。神の子でなくなったわけではありません。ですから彼らは、自らを罰しています…。ありとあらゆるトラブルを自らに引き寄せて目覚めさせようとしています…。あなたもそうしますか…?


敵対して、戦って、同じように自分を目覚めさせようと、あらゆる問題、トラブルを自らに起こして、あらゆる苦しみを自らに起こして気づかせようとしますか?

それとも今目覚めるのでしょうか…。そのことが何よりも私たち人類に必要なことだと想えてなりません…。

MARTH


Q:しかし、悪い者が私を差別したり、殺しにきたり、やっつけたり、とんでもない目に遭わせようとやってくるかもしれません。ですから私は怖いのです。彼らを駆逐したいのです。
それはおかしいことですか?


MARTH:

駆逐する人は、悪魔ではないのでしょうか。劣化した悪魔になってしまった神の子ではないのでしょうか。あなたが駆逐する、
あなたが殺す人です。そのあなたはどんな人なのでしょう。襲っていく人ではないのでしょうか。ですから結局、同じなのです。

この世界には神の子しかいません…。そう想っていない、分離を信じた、エゴ化した、戦いや競争を習った、そういう神の子しかいないのです…。そしてその神の子たちは、幼少時の信念で敵が襲ってくるという強い猜疑心を持ってしまっています。それで他と見える敵(実は一体物)を駆逐したいと、互いに想うのです。誰かがやめなければなりません…。


そして、あらゆる者がその万物の子、神の子、愛の化身なのです…。そう想ってあなたが生きなかったら…それが劣化してしまった助けるべき友だと、もしあなたが見てあげなかったら、あなたも同じように殺す人、奪う人となってしまいます…。


もし、そのように真に悪い人がいると想ったら、私の父親のようにそのような犯罪をされた方たちを取り調べる、そのような法務省や東京地検の仕事は務まらないでしょう…。あまりのストレスと恐怖で敵対しながらそのような仕事をすることは不可能です…。

彼らは愛を知らない、真実を知らない、自分が神の一部であることを知らない、助けるべき友だと、そのように見なかったら…世界は闇となってしまいます…。


今、駆逐したい敵だと、そのように想っているあなたは幸せでしょうか…。そのように分離し、敵対したら、自分が苦しくなってしまうのです…。

ですから、騙す人、奪う人、殺す人になってはなりません…。

敵が襲ってくるから、やっつけられるから、と思って、そのような人になってしまうのです…。「私たちは悪魔なんだー」と言っている人々も、実は神の子で、やっつけられる、襲われる、殺される、
あなたと同じようにそう想って、または代々そう信じて、そのように恐れで愛が劣化していったのです…。もう何も信用できなくなってしまったのです…。だから騙すのです…。殺すのです…。

しかし、本当は助けるべき、劣化してしまった友が、この世界に沢山いるだけです…。たぶん、あらゆる目の開いた人々が、そのように感じていたことでしょう…。ですからあなたも、そのように感じるのです。あなたもそのように生きることを選ぶのです…。

なぜならあなたは、愛の化身であり、神の子だからです…。


そのような視座から世界を見てはどうでしょう…。敵対でものを見るのではなく、あらゆるものが神の子だ、一体だと世界を見たらどうでしょう…。それが劣化してしまった哀しき友が、救うべき友がいるだけなのだという視座で世界を見てみたらどうでしょう…。あなたはきっと悲しくなり、愛しくもなり、幸せともなるのです。

あなたはきっと本来の素晴らしい人に帰ってゆくのではないでしょうか…。


そのような真実の視座で世界を見るなら、本当のあなたの質に、愛の質に、きっと戻ってゆけることでしょう…。

世界をそのように見てみる…それは、大きな幸せのギフトではないでしょうか…。


ですから、今何よりこの星に必要な人々とは、どんな逆境の中でも、どんな幼少時の恐れの中にある世界の中にいても、その世界を愛として見、その、他や敵に見えていた人が一体である同胞であり、助けるべき苦しんでいる友であると見、すべてが神の世界で神の子であると気づき、愛の世界で愛の子であるということから、あらゆるものを見つめられる人々が必要であることでしょう…。そして、どんな恐ろしいと想ってきた森の中に入っていって、どんな恐ろしく見える星に行っても、そこにいるのは、本当は神の一部であるのに劣化してしまった苦しむ同胞、劣化してしまった一体である友が苦しんでいると見る力が必要です…。

そのような人々が悪くないと言っているのではなくて、また、あぶない人たちではないと言っているのではありません。しかし、万物の愛を本当はたずさえ、生まれたにもかかわらず、恐れによって劣化してしまった人々であるという気づきが大切だということを伝えています…。

そうでなければ、どんな人も一生かけて自分の恐ろしい森の、恐ろしい怪物を敵とみなし、その者を見張り、ひそかに倒すことをずっと念望し、そこからあらゆる手を使って戦い続けて、自らの愛も美しさも失ってしまうからです…。

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