Q & A 真の豊かさとは:ストーリーズ:MARTHのLast Resort

Q & A 真の豊かさとは

ラストリゾート運営
公開日:2018-11-29 04:06

Q:MARTHさんにお尋ねします。

豊かな人、要は“お金持ちの人は悪いことをしている”というような風潮が世界中に蔓延しているように思います。本当にそうなのでしょうか。そしてこれから世界は、みんながいい人で貧乏になるのでしょうか。


MARTH:

とてもおもしろいご質問ですね。

思わず笑いが出てしまうご質問で、失礼いたしました。

まず、クリシュナムルティ、バグワン・シュリ・ラジニーシ(OSHO)、ワーナー・エアハード、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー、まだまだ沢山おられますが、世界中のありとあらゆる心の目のひらいた、一体性をずっと伝え、貫いている方々は、みんな美しくかつ豊かです…。OSHOに関しては、ジェット機も、ロールス・ロイスも沢山持っていました…。問題は、豊かさに問題があるのではありません。一体性のなさに問題があるのではないでしょうか…。一体性(本質)を失った方が行動するとき、愛を失ってしまった万物の子には何が起こるのでしょう…。あらゆる人が当然神の子、愛の化身、本質はそうであるということが当然前提としてあって、しかし、それを失ってしまう環境のなかで育った方々が地位や名誉やお金を求めた場合、当然分離した価値観を持ちながら資金や権力を手に入れるわけです…。ですから、当然、真の幸せは失われ、きっとそれがどうしてか悩まれることでしょう…。至福もないゆえに自ら目覚めさせるためのトラブルや問題を引き起こし、最終的には自らのあらゆる行為が自我化され、それが宇宙に合わぬために、また、自分の本質に合わぬために、自ら滅亡させてしまうのでしょう…。それは残念なことに、この神聖な愛の本質の世界において間違いないことです…。ですから、もし、地球上のみなさんが、「豊かな人間はみな悪い人だ」と言ってしまったら、逆に良き人々が豊かになろうと思うことがなくなり、美しきリーダーはいなくなることでしょう。そのような悪評の中、それでも成功したい、と自我の恐れから豊かになろうとする方々は分離感のなかでさいなまれてしまうことでしょう…。ですから、非常に本質的で純粋な人々は「豊かさが悪いことだ」と言われたら、あなたがおっしゃるとおり、みな、豊かになろう、とか、良き事業をしようとはしないことでしょう…。それが最大の人類の悲劇です…。

人類が美しく素晴らしい世界を創るためには、自我の終焉へと向かい、一体性のある、愛のある、本質に帰り、そこから生きられる人々が、特にニューエイジや精神世界、癒し系の、そのようなトレーニングをつくづくやってきた人たちが、自らの本質に目覚め、そこから行動し、豊かになるべきです…。その方々が素晴らしい事業を起こし、その方々が素晴らしい人類の本質に寄与する製品を生み出し、その方々が素晴らしい製作者となり、素晴らしいドクターや医者となり、素晴らしい公務員となり、素晴らしく愛のある、一体性のある実業者や農家の方や、様々なものになってゆかなくてはなりません…。そして愛の質である一体性の気づきを持った人々が一体性の美しい地球を創れば創るほど、すべてが繁栄し、真の平和がこの星に生まれるゆえに、その方々が豊かにならなければなりません…。豊かな人がいるということは、みなにとって素晴らしいものが地球に創られたのだという状況にしなければなりません…。そうでなければ、一体性の無い、本質の無い自らで、地位や名誉やお金やそういったものを自我の野心だけで集める人々は心が病んでしまって、そして、その方々の本質も愛ゆえに自らを叩いてしまい、苦しむことでしょう…。なぜならその人たちも神の子で、当然自分に厳しく自らを目覚めさせるからです。そして彼らも本質へ、愛へ帰りたいゆえに自らを台無しにします…。自分を気づかせようとメッセージをどんどん自らに送ることでしょう…。信長がそうだったように…アレキサンダー大王がそうだったように…。勝ち負けやケンカや分離から行動してしまったら、どんなに自らをだましても台無しになってしまうことでしょう。自らの本質に、自らの愛に、台無しにされてしまうのです…。

ですから、「自分は悪魔だから大丈夫なんだ」と言う方々がこの前おられましたが、全くそうではなく、大丈夫でもありません。その方々はきっとそう習っただけで、実際はこの星にはすべて愛の質のものしか存在していません…。悪魔などなく、ただ本質に気づけなくなった愛(神の子)がいるだけです…。すべてのもの、人はみな本当は神の一部であり、愛であり、本当は素晴らしい才覚を持っています。まして万物から大事なミッションを持ってきた人々なのです。しかし、それを気づいていません。

ですから、戦いや競争や分離や、様々なもの、エゴイスティックなことで生きてしまっています…。ゆえに、自らが嫌いです。ですから自らを叩きます…。そのような事が終わるのがこれからの時代であるのでしょう…。あらゆる人が自らの愛や神聖さに目覚めて、本来の質に戻り、本質が愛であることにつくづく気づき、そこから素晴らしい世界をみんなで創ってゆくのでしょう。これからは、きっとそのような時代なのです。ですから素晴らしい世界が必ず来るのです…。それゆえにとてつもなく美しい人生や社会がこの星に生み出されるのです…。


その時はじめて、動物たちとはまた違った役目である、人類だからこそ持っている、素晴らしい芸術的才能も出てくることでしょう…。音楽も、まったく変わってゆきます…。人類の一体性を取り戻す、人々を愛へ戻す、人を純粋にする音楽となることでしょう…。そして建築もそうです…。人を一体にするものへと…。人に勝つ、まさるとか、人から抜きに出るとか、人を滅ぼすとか、人をやっつけるとかいった自我的分離感のものではなくなるのです。あらゆる人が幸せになるものが生み出されるゆえに、その時、豊かな人ほど素晴らしく、一番頑張っている方ということとなることでしょう…。豊かでない人というのは、あまりその天からもらってきた美しき才能や力を発揮していない人ということにもなるでしょう…。ですからきっと、素晴らしき人々はおのずと豊かになってゆくことでしょう…。そして、今まで分離の中で、エゴイスティックなもので自分を苦しめてきた方々が持っていた、そういった豊かさは、美しい人々が創り出す素晴らしいものによって、取って代わられてゆくことでしょう…。そして、私の父親は公務員ですが、私も万物の公務員です。世界中の公務員の方々も、本当に素晴らしい国、素晴らしく平和で安全な国、やった分だけ返ってくるような、誠実な、公平な、美しきハートに満ちた、そんな国を創ることでしょう。

素晴らしくハートの美しい、芸術の得意な人々が、またそのような国の人々が一体性(本質・愛)を持った芸術を担い、日本人のような機能的に優れた人々は、優れた機能美や機能性を世界に発信することでしょう。そしてみなが真に幸せな暮らしができるように、そして素晴らしく健康的な食品、素晴らしい医療、素晴らしい健康なものが生まれてゆくことと、私は感じてなりません…。


追伸

それゆえに、本質的で愛があって、一体性を取り戻した人々が、あらゆる事業やあらゆる素晴らしきことを生み、あらゆる国家的なことも含めて、そのような立派なリーダーが立派なものを創るときには、みなで称賛し、みなで支援し、みなで応援しなければならないほどです…。それぐらい、素晴らしい世界が今目の前に広がろうとしているのです…。人類は新たな時代に必ず突入します。あなたもその一員なのです。今までそう生きられなかったとしても心配はありません。

あなたが本質に戻って、そこから生きるとき、天は、神は、万物は、自然界は、なんと呼ぼうとよいですが、美しきすべては大変喜び、あなたを支援することでしょう…。

MARTH


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