Q & A 量子の海 一体ゆえに 量子たちの世界は分離の想念を嫌う 想念は量子である
Q:MARTHさんは素粒子は分離を好まないとお話されていますが、戦争や争い事に関しては、分離が影響することはすごくわかるのですが、人間の体とか病気、また健康、そういったこととのつながりや、災害とか、天変地異とか、そういったこととの関係性をどうお考えですか。
MARTH:私たちは、物事を分子レベルで見るように長く訓練されてきています…。また、長い歴史の中で五感を持っているということも、そのひとつの大きな要因となっていることでしょう…。そして、目に見える世界のものはある意味バラバラにそれぞれ独立しているように見えます…。
しかし、その背景にある素粒子レベル、いや、もっと細かいレベルを含めてその微細な世界に入ってゆくと、すべては同じもので出来ていて、分子のように腐食酸化しないという科学的現実につきあたるのです…。それはまるで目に見えないものである電波が現実に存在することと似ています。
ですから、すべてが一体のもので出来ているという事実は、バラバラに見えていたものも同じもので出来ている、一体のものであるということでもあり、ただしそれは目に見えない性質を持ち、目に見えるものは分離したように見え、バラバラに見えるという、問題が生じます…。
人類はこれから、すべてが一体であり、同じもので出来ているという素粒子の世界、電子の世界に急激に目をむけるようになることでしょう…。それは、ITの影響もあり、とんでもなく速いスピードで人類は目覚めてゆくのではないでしょうか…。
このような目覚め、このような科学的気づきは、今から100年ほど前から始まっていました…。しかし、その気づきは閉じ込められてもきたことでしょう…。そして、この美しき真実の科学は、古代にさかのぼればさかのぼるほど、実は非常に明確な、古代の人々の科学力となっていました…。
ですから古代の人々は、量子力学に非常に似た気づきの知恵を持っていたと言ってよいでしょう。以前の文章でそのこともお話ししましたが、ベーダにもそれは現れています。古代の人々は、この世界に生まれいずる、また出てきたときに、どこだかわからない、いつかわからない、なんだかわからない、言葉もないというリアリティーに目覚めやすい状況のなかでは、五感はあるが、言葉がない、考えがない、といったこととなりやすく、生まれいずる人間の覚醒力は強く、未知のなか神秘のなかに出てきているという真実の感覚をずっと失わないのです…。言ってみれば、真のリアリティーに目覚め、気づく人生となるのです…。そのような段階の人間の意識というのは、自己拡大や自我の分離感を嫌い、またそのような意識が生み出す科学というのは分離科学ではないのです…。
永遠にどこだかわからず、いつだかわからず、という気づきこそ、真の科学的見地であり、真のリアリティーでもあるのです…。この世界は永遠になにかわからないものなのです…。なぜならば、“わかる”というのは名付けるということにベースを置いていることにすぎず…。すべての未知なるものに名称づけているだけにすぎないからです。一体のものがバラバラに見えるからゆえに、それぞれに名づけをした、というのが真実であることでしょう…。ですから、この世界は本当は、永遠に一体の、未知であり、神秘であるわけです…。
しかし、そのあやまった分離感が、長きにわたり人類の文明を創ってきました…。現代の電磁波といった部分の問題も、自然の電磁波は一体として揺らいでいるのに対し、人工的なものは0101(ゼロイチゼロイチ)のようになってしまっています。しかし、それだけではなく分離を信じてしまった、分離に染まってしまった人類が創り出すあらゆるものは、自然界 素粒子レベルの愛(一体)からの揺らぎを持っていません…。それが音楽を創る人々においても、技術であろうが、発明であろうが、すべてが分離を伴ってしまっています…。しかし、量子力学的には、すべてが一体物で、つながっていて、分離を超えたものであるゆえに、人類は苦しんでいることでしょう…。ですから、自我世界、要は分離科学というものが支配をしているこの世界では、素粒子レベルのことがおろそかになっているともいえるのです…。分子の世界というのは、すべて素粒子によって創られています。
ですから、バラバラに見えても実は一体なのです。様々な特徴、様々な形の違い、種族の違い、ありとあらゆるものがあっても、実際に同じもので出来ている一体物です…。そして、量子レベルではすべてつながっています…。しかしその一体性を、人間の視覚や五感では察知することが出来ません…。ですから人間が創り出したこの分離の文明は、様々な素粒子レベルのメッセージを伴う弊害を生みます…。そして、素粒子レベルでは、実際には調べれば、現れたり消えたりしています。存在したり、無くなったりしているのです…。それゆえに目覚めた人々は「ああ、これは夢のようなものと同じだ」と気づきます…。
ですから、宇宙の果ては存在せず…。夢のようなものであるのですから、どこまででも続くと言えば続くし、すぐ近くまでしかないともいえるのです…。夢を見ている範囲だけが生まれているということとなります…。それが量子力学が見つけた真実です。
人間はそのことを急激に調べてゆくでしょうし、他の存在からもそのことをどんどん学べるようになるでしょう。
どちらにしてもこの宇宙の、この万物の世界の真実は、夢のようなものであるのです…。では誰の夢なのか…、古代ではそれを神と呼んだり、創造主と呼んだりしているのではないかと、私は感じています。
そして、人間の特徴を観察すると、人間はその、この大きな夢の主体であるものの一部分の創造を担っていることがわかります…。ですから、人間は創造の子ともいえるのではないでしょうか…。
そして、その創造の子は、本当は一体のもとである源であるものと共に、美しい愛の世界を、素晴らしき体験の人生を、素晴らしき世界を創ろうとしていたのでしょう…。そこでなお、分離を信じてしまった神の子、また創造の子たちは、本当の自らの質のもとの意識を劣化させてしまっているともいえるのです…。一体であるという愛の価値観でなく、その愛を失い、その万物の公務員であるという美しきミッションもなくし、愛しき気づきも持てず、それらを教えられることもなき子どもたちは、どのようになってしまうのでしょう…。愛の世界を創るという万物全体の主体の意思、気持ち、美しい世界を共にみなで創ろうという情熱を忘れ去ってしまっているなら、とても悲しいことでもあるでしょう…。
そのような状況の中で生まれてくる人類の創る創造物は、分離を伴ったものとなるでしょう…。この本当は美しきはずの地球上にあふれかえってくるものは、残念なことですが分離を信じた私たち人類が創り出す分離の性質を帯びた世界であることでしょう。そうしますと電子レベル、原子レベル、素粒子レベルでは、一体でない分離のフォトン的想念、価値観で出来たものであふれてゆくことでしょう…。一体でないということは素粒子レベルで、また原子レベルで、原子核を回る電子も乱れ、フォトンも乱れることとなり、ありとあらゆるものが一体の美しさ、健康さを失います…。一体でないと信じたところから生み出されるあらゆるものが免疫力、活力、回帰力、還元力を劣化させてしまうのです…。
腐食酸化するのは分子のレベルだけであっても、電子レベル、素粒子レベル、原子レベルでは、美しき軌道が電気的に乱れるということが起きます…。そしてそこからエントロピーは増大し、本質に回帰させようとするメッセージが起こってくるのです…。
そして、ご質問としては、病気や様々な災害、ありとあらゆる問題はどこから来るのか…ということでした。長くなりましたが、それは、人類が愛(一体性)を失うことでの電子レベルの乱れ、素粒子の乱れ、一体性の軌道の乱れ、そこから生まれて来るものがベースとしてあり、そして、それが分子レベルに現れてくるのではないでしょうか…ですから、素粒子の動きを研究し、トータルでの癒しがこれからの人類に何より必要だと感じてなりません…。
根源的、素粒子的な部分の愛(一体)の仕組みにしっかりと目覚めなければ、人類は真の楽園を創ることがきっと不可能でしょう…。嘘の楽園にとどまるでしょうし、嘘の癒しにとどまることでしょう…。
本当のものを創ろうとするならば、素粒子や電子、原子、またもっと細かいものに至るまで、すべてが愛で出来ていることを認知し、一体で出来ているというところを、世界中の子どもたちみながしっかりと気づき、そのような新たな文明を、愛をしっかりベースにおきながら創ってゆく必要があるのではないでしょうか…。
MARTH
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