めだかの夢
- 作詞作曲
- MARTH
めだかの夢は 何にもならぬこと
自然なままに 暮らせるだけでうれし
美しき大地と 水にいだかれて
すべてがひとつな ことだけで うれしい
強くもならず 偉くもならず
生まれたまんまの 美しさ
めだかが可愛いのはなぜだろう めだかが美しいのは
名前もなく 国境もない
誰でもなく 何でもない
ただ小川をゆく すべてとひとつに
めだかの歳は だれにもわからない
そんなことは気にしない そんなことわからない
めだかの名前は 自分で知らない
どこの家だとか どこに属するとか
ダメにもならず よくもならず
生まれたまんまで 輝いて
めだかが幸せなのはなぜだろう すべてからはなれてない
いつだか知れず どこかも知らず 何かも気にせず 誰かもない
とてつもなく すばらしい 輝く世界のまま
決めることなく 名付けもせず
ただ自然なまま それがめだの夢
国境もなく 人種もなく 民族もない 宗教もなく
政治もなく 思想もない 家族もなく 自分もない
ただ人がつくったものをこえて
ゆえに戦争もなく ゆえにわかたることなく
それが本当にあるもの
隔たりなき ひとつの世界 それが本当のこと
めだかたちのように
すべてのもの つながっている それが本当のこと
それがめだの夢 苦しみは人の夢
ふるさとはすべてで 家族はすべてで 自分はすべてで