「亡き君の父に捧ぐ詩」によせて…:ストーリーズ:MARTHのLast Resort

「亡き君の父に捧ぐ詩」によせて…

MARTH
公開日:2019-09-25 00:20

MARTHを今も支えてくれている、MARTHのITスタッフたちの兄弟は、小さな頃、父をスキルス癌で亡くしました。

その父は、若き日私が「自分を観るセミナー」を受けていた頃の後輩にあたります。

そして、MARTHは自分自身がトレーナーとなって、そのような気づきのリーダーとなってからも、友人の彼はずっと私のワークショップに参加してくれたりもしていました…。

その彼らの父は、財閥系の大手の企業の研究者であり、博士であり、発明家でもありました。彼は、瞬間に固まる接着剤を開発した人でした…。
そして彼は、日々化学薬品に囲まれて生きていたそうです…。

そしてそんな彼がそのような啓発的なものに出会い、目覚めてゆき、そして、最期は腐敗したものに騙されたと語っていました…。MARTHの音楽をこよなく愛してくれた彼の遺言が、またMARTHの文章などをこよなく愛してくれた彼が、最期に娘たちに残した言葉は…。

必ず彼を支えるような仕事をしなさい。お父さんと彼は同じ想いだと…お父さんは腐敗した世界に騙されたと…分離をこえた正しい社会を、MARTHのもとで創りなさい…と子どもたちに伝えたそうです。

その美しきハートを持った彼が、最期にMARTHの音楽に包まれながら去ったそうです。

そしてそう伝えられた、その子どもたちは今、MARTHを支える重要な役を担ってくれています…。


この世界は今病んでいます…。

あらゆるものが美しさを失っています…。愛を失い、素晴らしさを失い、生きる喜びを失っています…。

すべてが疑心暗鬼の中、腐敗した中で、この世界を生きるためには自らまでが腐敗しなければならないほどに病んでしまっています…。それでもなお、美しい世界を、素晴らしい世界を創りたい、そこに帰りたいと願う人々はあとを絶ちません…。

なぜならそれが人間の本質であり、本当の姿であり、本当の愛であるからです…。それゆえに、愛を失った人になりたくない…傷つけられても決して他と見える本当は一体の自らを傷つけるような人にだけはなりたくないと、そのためにとわの命を失うのはまっぴらだと感じてならないのです…。

私はその方たちのハートに響く、永遠にその方たちのハートを支援する、そんなものでありたい…。

そのような願いをこめて、この詩は生まれました…。


MARTH
2019年9月24日

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