Last Resort

人類のヴィジョンや、この地上でやらなければならないミッションとは、一体何なのでしょうか。人類が共に本当に創らなければならない、この地上に生まれ、成し遂げなければならないことはあるのでしょうか。そしてそれは、それぞれがバラバラに違ったものであるのでしょうか。そのようなことを見つめた時に、まずは手のことを思い出します。親指や小指、人差し指…それぞれ能力が違い、得意技も違い、しかし、手がやることはひとつのことです。

人類がこの地上で共に皆で創らなければいけないのは、平和や愛の世界なのではないでしょうか。そしてそれぞれが小指や親指、人差し指のように、自らの特徴、万物からもらった得意な技、得意な能力、得意な性質を使い、皆で力を合わせ、平和で愛ある世界を創るためにこの地上に出てくるのではないか、そんな風にも想うのです。人生を使って、平和で愛ある世界を、本来天が望む、神々が望んだ、平和でやすらぎがある、愛しいそんな世界を生み出すことが、あらゆる人にとってのヴィジョンであり、ミッションではないのか、そんな風に感じてなりません。そして、皆が違った能力を合わせて、美しき世界を創る…その時、人は真我（神の一部）であるゆえに、本当に満足して、死をも超えた喜びを持つのではないのかなぁなどと最近は感じています。もし、それに対して一切かかわらなかったら、きっとこの世界を去る時に後悔したり、残念に思ったり、失敗したなぁなどと感じたりもするのかな…そんな風にも思います。愛するとは、では一体とは何でしょう。愛するとは、私はひとつであることだと思います。からだを失っても愛してるということは、からだを失ってもあなたとひとつである、この世界とひとつである、一体であるということではないでしょうか。あらゆる死を超えてゆくものも、真の平和も、ひとつである時、自らが真我（神と共にその一部、それそのもの）であった時、すべてとひとつであるとつくづく感じる時、それこそが至福であり、愛であるのではないかなと、感じています…。

MARTH