失うほどに大きくなる愛のように によせて:ストーリーズ:MARTHのLast Resort

失うほどに大きくなる愛のように によせて

MARTH
公開日:2019-12-19 11:56



自我を失えば失うほどに愛が大きくなり、自我が失われれば失われるほど幸せや至福が大きくなり一体へ帰れば帰るほど愛と至福に満たされる…そして、電子や素粒子は、とわに腐敗することなく酸化することがないのにたいし、分子は儚く腐食酸化し、原子へと帰っていってしまうのです…。

私はその美しき真実を若き日に知りました…。それはエントロピーのない世界のことでした。死のない終わりのない世界の科学でした…電子や素粒子が腐食酸化しないという真実です…。

本当は自らが素粒子であるなら、変化はあるのだけれども、とわはあるのです。

もし、自分が肉体だけであり、分子であるのなら死はさけられないことでしょう…。

ゆえに、自ら(分子)は、素粒子で出来ているという事実は、すべてと共につながっているといった気づきと共にとわへの確信を生み、それはとても素晴らしいことでした…。

しかし、原子の核を回る電子は、分離の価値観に触れることによって、悲しく乱れてしまう、きれいに回らなくなってしまうという悲しい事実も知りました。それゆえにそのようになってしまった世界を、元に戻そうとする癒しの試みが若き日何よりも大切でした…。


私はこの一生を通して、そのことを試み続けてきたのかもしれません…。


分離を強く信じてしまった価値観を持つ神の子である人類が、森の中に入ったら森が緊張してしまうという悲しみ、分子を司どる電子が美しい軌道を失いそれが分子に影響してくるということを、18歳の頃に知ってしまったのです…。それゆえに、あらゆる楽曲や詩がそこから生まれ、人生の目的は、自然とそちらへと傾いてゆきました…。

そこから、この「Eternal Line 永遠への道」のアルバムの曲は選択されました。現在創ったものもあれば、過去に創ったものもあります。イントロ・間奏・コーダまで創らなければならないので、少し大変だったりはしましたが、やってよかったと今ではとても想っています…。なぜなら、そこに大切な想いをこめることができたからです…。


そこにこめた想いとは、自我や分子、肉体が、自分であるという観念を失ったときに、誰もが永遠の命を得、本当のやすらぎや愛を取り戻せると同胞たちへ伝えられるからです…。

逆に、自我の価値観を強め、原子の中に入るなら、人はきっと、それが真実でないゆえに迷ってしまうことでしょう…。

そのことを、この国の古代文明が表していたのではないか… そのように今感じています。

私たちは、本当はからだではなく今ではとわなる素粒子と呼ばれる未知で神秘なるものである、との気づきは、人類を癒やし、愛の世界を創る助けとなることでしょう…。

そこから、これらの楽曲を生み育んだのです。

それがみなさんの喜びや至福、気づきや愛に貢献できることを切に願い、このアルバムを万物の子である、神の一部である、森羅万象の宝であるあなたにつつしんでお贈りします…。

MARTH
2019年11月11日


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