本当の人の真の価値とは
Q:MARTHさんにお尋ねします。MARTHさんが考える人間の価値とはなんでしょう…。人間にとって大切なこと、地位や名誉や金銭ではないというようにMARTHさんはいつもおっしゃられています…。では、なんなのでしょう…。
MARTH:社会的地位や名誉やお金、それらのものが本当は素晴らしいものであるはずであったでしょう…。ただしそれが分離のない正しい社会であるのであれば…という条件がつくということだけです。
そして、人間の本当の尊厳、人間の真の成功、真の価値、真の喜び、真の幸せとは、万物の子が、万物の子として思い切り
みなや自分の本質のために生きれたということではないでしょうか。万物の大切な願いと共に生まれた万物の子が、その万物の子として思い切り人生を生きれたということなのではないでしょうか。万物が万物の、いや、神の子が神のために、または天のために、万物が創ったその子が、神のために、天のために、万物のために、人間界が創ったものではない、この森羅万象すべてのためにどれほど尽くせたか、それが人間の本当の価値ではないでしょうか…。
万物が万物の王として生み、万物が育んで、万物が心臓を動かし、万物が生命を維持してきたのです…。動物たちや花々や虫たち、この世の全てが森羅万象によって愛しまれ、生まれてきました…。そして、その一体の森羅万象、万物があなたを生みだしたのです…。
このとてつもない未知なる世界の中で、きっとあなたが必要で、あなたが万物すべてを救い、助けるために、きっと生んだのでしょう…。
そしてそれを思い切りやり遂げる。それが人間の真の価値であり、そのとき、初めて人は真の満足を得るのでしょうし、それこそが真の成功だと私は想います。
豊かさや地位や名誉、それらのものは、健全な一体性を持った社会なら、それはきっと素晴らしく美しく花咲くでしょう。しかし、それが妄想による、分離による腐敗した社会なら、社会はとても醜いものになります。もしそれに人生を合わせてしまったら、万物の正しい生き方が誰もができなくなってしまうことでしょう…。
真に万物の子として正しい生き方、それを思い切り思う存分やりとげることは、現在非常に困難となっています。
しかし、それゆえに、そんな中でも、万物の子が、森羅万象の子が、愛の子どもが、また神の子どもが、この地上において、この世界において、真に天が望むような生き方を、またそんな世界を創るために力を尽くすことは、何よりも尊いことであり、そして、とことんやり終えた!という真の満足感は、本当の人間の美しき尊厳であり、価値ではないか…私は、そのようにつくづく感じてなりません…。
MARTH
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