Last Resort

Q:MARTHさんにお尋ねします…。

ニューエイジとか精神世界に染まる人が、学歴が高い人、教育が多い人、学者とか医者とか、そのような方がそちらの方へ行きやすい、そのように思うのです…。頭が良いはずなのに、なにかそのような非難されてしまう方向に入ってゆく人が多いような気がします…。学歴が高い人が、わざわざなぜそのような方向に入ってゆき、世の中から非難されたりするのでしょうか…。

MARTH：

学歴が高い人というよりも、科学的な人、論理的な人、頭脳明晰な人、気づきが深い人という可能性はないでしょうか…。

そのような人たちなら、科学的な方たちほど、量子力学やこの世の真の事実に、またその既存社会の矛盾や、科学的リアリティーへの洞察力があるのではないでしょうか…。

そのように想ったことはありませんか？その方たちが間違っていて、精神世界の方へ行く人が正しくないという考えは、本当に正しいのでしょうか…。

頭脳が明晰な人、学識がある人、学歴が高い人ほど、ニューエイジや精神世界や宗教の方へ行ってしまう…そのようにあなたはおっしゃられているように感じますが、そのとおりです。

聡明な人ほど、気づきの深い人、常識に対して疑い深い人ほど、ニューエイジや精神世界、量子力学にゆくのです。それが、隠された真実だからです。そう想いませんか…？

ですから、たとえばこの世界は現実ではなく、素粒子と呼ぶ未知なるものに包まれた一体の海であることや、すべての人が、万物の素粒子と呼ぶ未知で出来ていて、それは腐食酸化もせず、分子だけが腐敗したり、酸化する、分離して見える…そのようなことではないでしょうか。またすべてが一体であるゆえに万物は愛で出来ている…と気づいたり、また、現実ではないような、消えたり、現れたり、想念に影響されもする、ゆえに神の夢のようだと気づくとか…それゆえ、すべての人が、本当は素晴らしい存在である可能性があるのではないかと気がつくか…どうでしょうか。量子力学は妄想ですか。

しかし、それがリアリティーであったにも関わらず、そうであるにも関わらず、私たちが分子レベルの分離した世界しか知らなかったら、また分離を強く習ってしまっていたならば、それを盲信しているために、それに条件付けられているために、それにコントロールされているために、愛を失い、本質を失い、美しさを失い、善良さを失い、ケンカや争いや戦いの世界の中に入っているのかもしれない、そのように想ったことはありませんか…？

目覚めていないから、ケンカや競争、戦いや闘争、自分が愛であり、未知であり、一体であり、美しい素晴らしいものだということを知らずに、戦い、ケンカをし、嫉妬し、妬み、恨み、そうしているのではないか、それゆえに、素粒子や一体の世界から叱られているのではないかと想ったことはありませんか…？

聡明な人ほど、明晰な人ほど、そのようなことに気づくという可能性はありませんか？私は、そう感じます…。

聡明な人ほど、科学的な人ほど、理知的な人ほど、真実を見抜くのではないかと感じてなりません…。

私は若き日、日本一、いや世界一、20代で実業で成功した人と言われました。26歳の頃、上場企業を沢山持っていました。すべて捨ててしまいましたが、大変頭が良いとか、嘘か本当か言われていました…。きっとそれゆえに、世界の嘘を見抜くこととなりました。

大切なのは、真実を見抜く力ではないでしょうか。学歴自体が大事なのではなくて、必要なのは真実を見抜き、嘘の世界に騙されない力ではないでしょうか。自らが愛であり、素粒子が一体であり、すべてがひとつであることを学ぶことは、何よりも宝となるものであるでしょう…。逆に、万物すべてがみな友であり、愛であり、一体であるということを見抜けないとしたら、自らを見抜かせよう、目覚めさせようとする、人類が「バチ」と呼ぶようなハイヤーセルフ（自我を超えた真の自己）からのメッセージが起こっても当然だと気づかないでしょうか…。

人生がうまくゆかないのも、企業が、人が、すべてのものがうまくゆかないのも、本質である愛を失っているから、人の本質である一体の素粒子の海の望みを失っているから、この本当は愛の世界の中で、あらゆる人が原子、電子、フォトンで出来ていて、あらゆるものと一体であるのに、そのような万物の気づきから来る想いやりや、そのような愛やそのようなつながりを持っていないなら、メッセージが来るのは当然だという可能性に気づいた人は、どのような人なのでしょうか…。

そのような美しきハートを持つものを見抜く、理知的な力をみな持っているのでしょうか…。

そこが何より大切だと私は感じてなりません…。

MARTH