Q & A まだ見ぬ世界 見果てぬ夢
Q:MARTHさんはよく、「まだ見ぬ世界 見果てぬ夢 一体の世界はそうである」とおっしゃられていますが…私は何度も何度もそのことを聞きたいです。どうしてもそのことを聞きたいです。どうしても、この世界のすべてが一体であるということが、はっきり自分の中で体得できていない感じがしてならないからです…。
MARTH:あなたがおっしゃるとおり、人類はそこが一番むずかしいところなのです…。なぜなら、世界中 何万年にも渡り、分離の社会、分離の文明を創り、そのなかで生きてきたからです…。ですから、分離感の中で生きてしまうのはやむなきことです…。
しかし、この世界の実態は素粒子の海の世界なのです。そして、科学的事実は、すべてがつながっていて、すべてが一体で、あらゆるものが同じものでできていて、すべては一体の(ひとつの)愛そのものであるという真実が、科学的リアリティにあるのです…。そこにはいつも一体の愛が存在するのです…。
残念ながら人類は、そのような真の科学的価値観で、愛しく生きれたことがないのです…。
それは、古代から賢者たちが「無我」と言っていることによく似ているのですが…ある意味で、分離の中において競争や比較のなかにおいて必死に修行して、一体の中に入ってゆくというような難しい行為になってしまっていることが大きな人類の悲しみです…。
初めから、その科学的真実である一体性、分離のない真の科学的事実の愛、そのことに気づきながら生きれる社会や文明は私たちにとって見果てぬ夢であり、未だに見たことのない世界でもあるのです…。
その美しき世界は、すべてがつながっていて、想念の海によって創られた、素粒子の世界です…。その中で生きていながら、それを感じれずに暮らしてきたのです…。この素粒子の世界は腐食も酸化もせず、永遠に一体であり、永遠につながっていて、すべての分子は同じ原子と呼ぶ未知なるものの組み合わせでできています…。その原子の組み合わせですべてはできているという真実と科学的事実は、なにより人類にとって尊いものです…。
私たちはつながっています…私たちは同じものでできています…。私たちは一体です…。愛し愛されて良いのです…。動物や花やすべてと一体なのです…同じものでできているのです…という真の美しき真実の教育が、そのような気づきが世界中の子どもたちにもしあったならば、この世界に戦争や競争や比較や闇が存在するのでしょうか…。もし、そのような気づきが広がるなら、それは大きな力で分離は終息してゆくことでしょう…。
私たちは、大変残念なことですが、そのような美しき世界を見たことがありません…。私たちはそのような美しい世界を体験したこともないし、そのような美しい世界で愛され、育まれたことがないのです…。
ですから、人類がやむなく自我化し、争いや戦い、また、支配や隷属、そこから生まれる自らへのメッセージ的トラブル、あらゆる苦しみにさいなまれるのは、当然なのです…。私たちはそのことにつくづく目覚めて、そのことに気づいて新たな世界を創らなければならないことでしょう…。
一体性に基づいた、真の科学的事実に基づいた、素粒子レベルに、量子力学的なレベルに到達した文明や文化をこれから急速に創ってゆかなくてはならないことでしょう…。
そのとき人類は、初めて何よりも美しい、何よりも素晴らしい、とてつもない愛しき世界を見ることにきっとなることでしょう。私たちにはその世界を創ることがなにより急務であると感じてなりません…。
MARTH
2019年12月8日
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