Last Resort

Q:MARTHさんに質問です。私は企業を営んでおります。MARTHさんは日本のニューエイジ界というか精神世界、いやヒーリング界のリーダーでもありますが、元は18歳から経営者をやっておられるわけですから、経営に対する未来図を、これからの経営とか成功哲学というのでしょうか、そういったものについてもお詳しいのではないか、そんなふうに想いますが、それをお教えいただきたいのです。

MARTH：まず大切なことは、人間の観念からくる心の問題です。この世界には戦いや闘争、分離、そのような様々な価値観や観念また信念の苦しみの中で自分の本質から離れ、やむなく愛を失ってしまっている方々と、それを取り戻しておられる方々がいると感じます…。また、その取り戻し方の強さ、弱さもきっとあることでしょう…。また、その恐怖や悔しさやつらさや戦いの傷においても強さ弱さがあることでしょうし、それが元から薄い方々もおられることでしょう…。

ですからまず大切なことは、人間の元、本質的なもの（愛）に、本来のその人に戻っている方々と共に、私なら事業をします。そのような人々が求めるもの、そのような方々が望むもの、また、そのような意識の高み（愛）を取り戻された方々が憧れるほど良きものへとシフトする、また、トランスフォームするお手伝いにもなるようにすることでしょう。美しきオピニオン性を考え合わせるなら、それをできれば限定できる愛や正義のあるメンバーシップにしてやってゆくということが私は一番大切だと想います…。

それであれば、お客様も本質的な、本物を必死に求めておられるそのような方々、スタッフも全部そのような方、また、今はインターネットがありますから、同じような価値観や趣味の方を集めることも可能になります。また、それにまだ入られない方たちも、本質は愛です。ですから、それがブーム的になってゆけば、そちらにどんどん向かっていってくださるでしょう。

そのような目覚めがあれば、また、そこに行きたい、入りたいと想える憧れや希望、そのような素晴らしさも大切でしょう。それゆえに自らの愛の本質に目覚めたそのような方々がますます増えてゆくことは可能です。食の安全、心の安全、美しさやデザインへの信頼、そうしたい人々が自らの安心に投資する、そのような方たちが増えてゆくことがイコール事業が大きくなることになってゆくのが理想でしょう。

私ならそのような事業を行います。そのときにはエゴシステムによるエントロピーがないというか、本質的な人が本質的な人に、愛の人が愛の人に、また、正義がある人々、そちらへ戻った人々、善良な方へ向かった人々、争いや闘争や戦いがだんだん減ってきている人々と共に、仕事をするわけです。企業は誠実に食の安全や心の安心や美にしっかりと投資し、そこを利用するゲストはしっかり支え、投資するといったリレーションシップが必要でしょう。

そうするとスタッフもお客様も、オーナーも株主も、すべてが本質的な人ということになり、それが未来企業の理想であることでしょう。そのように在れば、地球にとっても、人類にとっても素晴らしい事業が営めるのではないかと、私は感じます…。

MARTH
2019年2月27日