Q & A なぜメンバーシップなのか:ストーリーズ:MARTHのLast Resort

Q & A なぜメンバーシップなのか

MARTH
公開日:2019-04-07 20:43

Q:MARTHさんにおたずねします。

MARTHさんがプロデュースする屋久島のヒーリングスイートリゾートについてです…。そこにはメンバーの人しか入れない。そのように聞いています…。それはどのような意図なのでしょうか。そしてそれは、そこだけにとどまるのでしょうか。

MARTH:

まず私は若き日、リゾートの専門家でした…。それよりももっと前には、私は東京の麻布というところの出身であったのですが、その近くの六本木というところに飲食店を16店舗ほど展開しておりました。

それは大変おしゃれなもので、そのセンスにおいては日本屈指のセンスであったと自負していました。その当時のインテリアデザイナーも屈指の日本最高のセンスを持った方であり、またスタッフたちも日本で最高のアパレル系のデザイナーであった人たちと想います。そのようなセンスの良い方たちと共に六本木で飲食店を営んでいました。その中のひとつは「クレオパラッツェ」というディスコです。また、カフェバーやレストラン、スイーツなど様々なことをしていました。そのときのステイタスはただただ「センスが良い」ということを大切にしていたのです。その当時はまだ愛とか本質に対してあまり目覚めていなかったのです。父親は、大変そのことを推進する人で、愛や本質が何より大切で、それが土台になかったら意味がないというような人だったのですが、自分は大変厳しくそのことで育てられたので反発もあったのかもしれません。ですから、後ろ髪を引かれながらも、格好がいいとか、センスがいいとか、美しいとか、そのような方向ばかりに、愚かにも若き日は意識がいってしまっていました…。

そして、そののち与論島という島に、その飲食以外にリゾートを創ることになったのです。そのリゾートに関してだけは、センスというよりもなんというのでしょうか、それまでと違い神々との対話というのでしょうか、沖縄のそのような霊的なものとの感覚も合わさって、創ることとなったのですが、どちらにしてもそれは22~23歳の頃でした。それまでは、飲食と学生企業のような形で、かつ旅行、学生ツアーとかそういったことを手がけていたのです…。

そして私は、父親からずっと言われてきた愛や本質のことについておろそかになっていた時代、この社会の仕組みを深く知りませんでした。日本でその当時一番大きな電気会社というのでしょうか、音響やステレオメインの、またそのようなものをやっている企業の創設者の息子さん、彼はイギリスに留学して帰ってきたのですが、私に「おまえのような愛やロマンや純粋さばかりで生きているやつは滅ぼされるぞ」というようなことを言われたことがあります。その方の会社は大変大きな会社で、今でも大変大きな音響を中心とした電気の会社ですが、彼からそれを聞いたときに「この人は変なこと言っているな」その当時の私は法務省の、東京地検の子供ですから、変なことを言っているなとしか想いませんでした。しかし、その方から聞いた世界の仕組み、というのでしょうか、その世界のリーダーの現状を知りました…。ですから、社会という仕組み自体は仮に悪いものでなかったとしても、そのリーダーたちがつらさや苦しみの戦いの一族で、そして、誤った分離の価値観の中で世界を支配するとしたら、大変この世界は厳しいものとなってしまうな、と感じたのが23~24歳のころです…。

しかし、そののち私は、そのことはあまり信じようとはしませんでした…。そして、様々な精神世界、ニューエイジと今では言われていますが、私は自分を観るというセミナーに出会いました。それから、バグワン・シュリ・ラジニーシ、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー、クリシュナムルティ、ラマナ・マハリシ、様々な聖人と言われるような世界のマスターたちと出会っていったのです…。そして、私の考えはどんどん変わってゆきました…。

私は、その当時上場会社の筆頭のオーナーともなっていました…。何社も一部上場企業を持ち、そのオーナーとなりました…。しかし、そこにはなにもないと感じたのです…。また、そのように誤ったエゴの生き方の悲しみに気づかされ、目覚めてしまうような人々と会い、様々なことのなかで、私は世界の人たちの痛み、悲しみ、また、それを支配する人々の痛みも知りました…。このままでは世界は病んでゆく一方だと…。

私が塔から降りることを決心し始めたのは20代の後半からです。そして、今までの成功と呼ばれるものすべてを捨ててゆくという方向へ向かい、癒しの方向へ向かっていったのです…。それから、私は、様々な欺瞞のなかで、様々なものを失ってきましたが、それと反対に愛や本質はますます深まってゆきました…。そのような経験を沢山積んだからです…。

そして、長年の経営者として最大に想うのは、社会というものの仕組み自体が仮に素晴らしいシステムであっても、リーダーである方たちが苦しみやつらさ、戦いや分離を信じ、自分が本来神の一部であることを忘れ、一体であること、愛を忘れた人々が支配にまわり、リーダーとなってゆくとすると、その方たち自身も大変苦しいし、世界も病んでしまうというふうに、今では想っています。また、そのなかでそのような人々が持っている企業に依存したり、そこから資金を得たりするということをしてしまうと、自分までその一員となり腐ってしまう。自分までが愛を失ってしまう。そのように感じ、気づいています。ですから今、私が一番感じるのは、どんな事業をやるにしても、そのような方々が愛へ帰り、神々の子に本気で戻るまでは、そのような人々に依存してはならないということです。


それはどういうことか。それは、自らそういうところに依存せずに事業を行う、働くということです。

しっかり物を売るとか、しっかり販売をして、また本質的な人のところで一生懸命働く、それから本質的事業を起こすということです。普通は、事業を起こす計画をして、エゴシステム化してしまったところからお金を借りて、事業を行うというのが通常であることでしょう。それがきっと今までの人類が行ってきた営みでもあることでしょう。しかし、それでは、仮にリーダーが、一番上の方々が神の子である愛を失ってしまっていたとしたら、自分はその手下となってしまうわけです。ですから、残念ですが、彼らが目覚めるまでの当分の間彼らに依存しない、それが何よりも大切です。

ですから、自分で色々な物を生み出してゆく。それには先に販売をするということが何よりも大事になってゆきます…。まず最初にお金を借りたりするのではなくて、はじめに売ること、求める人をつのることです。その中で一番ベストであることはメンバーシップです。決して自らの愛を捨てない、決して正義を捨てないためには、本質的愛ある人々のつどいが必要でしょう。それは、とても良きことです。自らと同じ愛あるハートを持つ同じような方たちとしか出会わない。本当の自分、本質的な人と、愛を取り戻した人たちだけの関係で生きてゆける。今や、インターネットの時代でそのような方たちと出会うことができます…。企業はその方々の望むものを誠実に叶え、創り上げる。メンバーの方々はしっかりと資金を払い、望む安全、安心を手にするといった、本質的で純粋で愛を取り戻した方々と共に事業をやってゆく…。それがこれからの大切なことであると私は感じているのです。


ですから、そこからきて生きようとするとき、もうひとつの質問の答えですが、これから日本だけじゃないかもしれません、様々なところにそのような人々が憧れるようなスモールラグジュアリーなリゾートを創ってゆくかもしれません…。また、関西は芦屋に、そして東京では白金や麻布に、人々に向かって欲しい方向、そのような自然農法の飲食や、様々な天然自然のスパやレストランを、メンバー限定の場所として創ってゆきたいと感じています。なぜなら、地位や名誉ではなく愛ある本質的な、そのような本物に気づき、真に求められる方しか、それを利用できないということはそれがステイタスとなり、オピニオン性を持ち、ブームへの近道であると感じるからなのです。また、そのゲストメンバーの方たちは、利用する以上はそれに対するしっかりとしたお支払いをする方々です。それが大切だと想うのです。そして、私はそのような人々と共に、そのような素晴らしい自然農法でとても健康に良くて、体に良く、そのような物を販売する美しきセンスの良い上品なショップやレストランや、そういったカフェやスパや、そういったものをとてもとてもおしゃれに素敵に創ってゆく。そのように今、感じています。自分の命がいつまで続くかわかりませんが、そのような事業を試みることで、新しい善良な社会の見本となり、そしてこの地球のリーダーの方たちには、神の子へ戻っていただいて、立派なリーダーに帰っていってもらいたい。そのように願っております。

また、それまでは自ら、みなが、民が、自分で正しい善良な事業をして、善良に生きてゆく、決して自らの美しき魂を売らないということが何よりも大切です。それが一番繁栄し、真の成功、真の繁栄が叶うことだと感じてならないからです…。


MARTH
2019年2月27日

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